【印刷業×新規開拓成功事例】印刷業界の「御用聞き営業」を脱却!ユニーク訪問率5.82%、特殊印刷会社が3年で累計4万件のアプローチを実現
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印刷業界における新規開拓は、今や大きな転換期を迎えています。
ペーパーレス化やデジタルシフトが進む中、一般的なチラシやパンフレットの受注競争は激化し、価格競争に巻き込まれやすくなっています。一方で、特殊な技術や付加価値を持つ企業にとって、最大の課題は「いかにして、その技術を必要としている潜在顧客と出会うか」という点に集約されます。
今回は、特殊印刷を武器とするA社が、「新規開拓」の自動化によってどのように営業効率を劇的に改善し、3年間で4万件を超えるアプローチを実現したのか。
事例をもとに、その具体的な手法と成果を解説します。
もくじ
- 「営業している時間より、リストを作っている時間が長い」という現実
- 「新規開拓」×「フォーム営業」をワンストップで自動化する仕組み
- 3年超の運用で磨かれた「3つのターゲット戦略」
- 累計4万件配信。見えてきた「5.82%」という数字の価値
- 営業リスト作成からフォーム送信までワンストップ!『FutureSearch』のご紹介
- 営業支援ツール活用に関するよくあるQ&A
- 新規開拓は「待つ」から「届ける」への転換を
「営業している時間より、リストを作っている時間が長い」という現実
関西に拠点を置くA社は、水に強い特殊フィルムへの高精細印刷や、温度で色が変わる示温インキ印刷など、他社では模倣困難な特殊技術を持つ印刷メーカーです。主なターゲットは「自社設備では対応できない案件を外注したい」と考える印刷会社や出版社。いわゆる「製造協力(BtoB)」が事業の柱です。
導入前のA社が抱えていたのは、新規開拓の”圧倒的なアナログ感”でした。
- 手作業のリスト作成: ネット検索や業界名簿を突き合わせ、1件ずつExcelに転記。
- 1件ずつの手入力: 各社の問い合わせフォームを探し、会社名や住所、営業文をコピペして送信。
- 限界値の低さ: 1人の営業担当者が1日に送れるのは、せいぜい数十件。
営業活動の大半が、単純な入力作業に消えていく——。
この状況は、高い専門知識を持つ営業担当者のリソースを浪費させるだけでなく、精神的な疲弊も招いていました。
さらに、写真館やイベント会社といった周辺業界への販路拡大を目指す中で、手作業によるリスト作成は物理的な限界を迎えていたのです。
「新規開拓」×「フォーム営業」をワンストップで自動化する仕組み
この課題を打破するためにA社が導入したのが、「営業リスト作成」と「フォーム営業」を統合したSaaSツールです。
1. 高精度なリスト作成機能
単に企業名を並べるのではなく、「確度の高い企業」だけを抽出するフィルタリングが鍵となりました。 A社では、業種や地域といった基本情報に加え、「小ロット対応」などの除外キーワードを設定。自社の強みが活きない小規模案件ではなく、製造協力を打診すべき「大手〜中堅」「印刷会社」に絞り込んだリストを、数分で自動生成できるようになりました。
2. フォーム送信の自動化
作成したリストに対し、各社の問い合わせフォームへメッセージを自動で届ける機能です。 ここで重要なのは、単なる「バラマキ」にしないこと。A社では、自社の特殊印刷技術を具体的に明示しつつ、「貴社の製造パートナーとしてお役に立ちたい」という共感とメリットを強調した文章テンプレートを作成。重複送信を防ぐフィルター機能も活用し、企業のブランドイメージを損なうことなく、スマートなアプローチ体制を整えました。
3年超の運用で磨かれた「3つのターゲット戦略」
ツールの導入から3年以上。A社は単に営業を効率化しただけでなく、リスト作成の考え方を戦略的にアップデートさせていきました。現在は、以下の3方向で新規開拓を展開しています。
配信ペースは週に2〜3回、各回100社のペースで、継続したアプローチの実施を最優先にしており、営業担当者の負担を増やさずに、常に市場へ種をまき続ける体制が確立されました。
累計4万件配信。見えてきた「5.82%」という数字の価値
導入から約3年。積み上げられた実績は、手作業では到底到達できない領域に達しています。
- 累計配信数: 43,308件
- 自社サイトへのユニーク訪問数: 2,521件
- ユニーク訪問率: 5.82%
注目すべきは、5.82%という訪問率です。実にアプローチした約20社に1社が、自社の技術に興味を持ってサイトを訪れていることを意味しています。
フォーム営業の真の価値は、即時の受注だけではありません。特殊印刷のような「いざという時に必要になる技術」は、顧客の記憶に残ることが重要です。継続的な配信により、「以前連絡をもらったあの会社なら、この特殊案件を相談できるかも」という、中長期的な引き合いを生むサイクルが出来上がっています。
営業リスト作成からフォーム送信までワンストップ!『FutureSearch』のご紹介
本記事でご紹介したA社の新規開拓効率化の事例は、BtoB営業支援サービス『FutureSearch(フューチャーサーチ)』で実現可能です。
FutureSearchは、営業リスト作成からアプローチまでを一気通貫で支援します。
1.高精度な「営業リスト作成」:ビジネスサーチ
約110万社の独自データベースから、フリーワードや業種、エリア、従業員数などの詳細な条件を掛け合わせて、自社のターゲットにピンポイントで合致した企業リストをリアルタイムに抽出・作成できます。
2.反応率を高める「フォーム営業」:コンタクトアシスト
作成したリストに対し、各企業のお問い合わせフォームへ営業メッセージを自動配信します。手作業による入力の手間を省くだけでなく、生成AIを活用して個社ごとにカスタマイズされた文章を差し込むことも可能。また、配信成功分のみの課金となるため、無駄なコストがかかりません。
さらに、自社サイトへの訪問企業を特定してアプローチできるインテントデータ取得機能なども搭載。事例のA社のように属人的な「御用聞き営業」から脱却し、効率的な新規開拓を実現したい方は、ぜひ『FutureSearch(フューチャーサーチ)』をご検討ください。
営業支援ツール活用に関するよくあるQ&A
ここからは、営業支援ツールの活用時にユーザーから多く寄せられる質問をご紹介していきます。
Q1. ツールを導入しても、結局「数」を打つだけの営業になってしまいませんか?
A. データに基づいた「検証と改善」を行うことで、営業の精度を上げることができます。 手作業の営業では「何件送って、何件反応があったか」の集計すら曖昧になりがちです。支援ツールを活用すると、記事内の事例(5.82%の訪問率など)のように正確な数値が可視化されます。このデータをもとに、「このキーワードは反応が良い」「この業界には響かない」といったPDCAを高速で回せるようになるため、単なる根性論ではない「科学的な営業」への転換が期待できます。
Q2. 営業支援ツールを導入すれば、ペルソナ設計も自動でやってくれるのでしょうか?
A. ツールは抽出を自動化しますが、「誰に届けるか」という戦略の仮説立ては人間が行うべき重要なプロセスです。 ツールは、指定した条件(業種・地域・キーワード)に合致する企業を瞬時にリスト化する強力な武器ですが、「どの条件を組み合わせるか」という戦略(ペルソナ設計)こそが営業の肝となります。ツールを使って「A業界にはこのメッセージ」「B業界にはこの事例」と複数のパターンを低コストでテストし、その反応データを見ながらペルソナをブラッシュアップしていくという「運用の自動化」を目指すのが理想的です。
Q3. 自社の技術にマッチする「理想の顧客像(ペルソナ)」をどう描けばよいかわかりません。
A. 既存の優良顧客を分析し、共通する「悩み」や「キーワード」を抽出することから始めましょう。 新しいターゲットをゼロから想像するのではなく、現在お付き合いのある顧客の中で「自社の技術を高く評価してくれている企業」を数社ピックアップします。彼らがなぜ他社ではなく自社を選んだのか、発注前にどんな課題(例:小ロットで断られた、特殊素材への印刷に失敗した等)を抱えていたかを探ります。その「課題」をキーワードとしてリスト抽出条件に反映させることで、精度の高いペルソナ設計が可能になります。
まとめ:新規開拓は「待つ」から「届ける」への転換を
特殊印刷は、その希少性ゆえに「必要としている人が、どこにいるか分からない」というジレンマを抱えています。だからこそ、検索されるのを待つのではなく、デジタルツールを駆使して自ら存在を知らせに行く「攻めの姿勢」が不可欠です。A社の事例が示す通り、営業リスト作成とフォーム営業の自動化は、限られた人員で最大の結果を出すための“現代の武器”です。
「リスト作成に追われて、商談準備ができていない」「新規開拓をしたいが、人を増やす余裕がない…」そう感じている営業責任者や経営者の方は、まずはリスト作成の自動化から一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。